信楽で開発された信楽透器(透光性陶磁器:特願 2009-256638)使ったペンダントライトSenko「旋光」です。
信楽透器は肉厚でありながら光を通す新素材の陶器です。
よくあるランプシェードのフォルムを多角形(ポリゴン)に分割し、ねじりを加えて、面に折り目をつけるというコンピューター上での操作により豊かな表情を生みだしました。
元は紙で作ることを想定してデザインしたものでした。和紙では製作に問題があったものですが陶器の鋳込みの技法を使えば、問題が解決しました。
鋳込みという技法により肉厚に差が生じ、あかりを灯すと陰影が生まれます。
肉厚の薄い所と厚い所で陰の出方が変わるので表情が豊かに光ります。静かな時間を灯すランプシェードです。
2013年2月19日
Design, Product