山中漆器の拭き漆の器です。
シンプルでオーソドックスなデザインを心がけてデザインしました。
軽く、使いやすく、あまり緊張しすぎない、しかしそこまでカジュアルでもない。
ふつうな上質さのデザインです。
山中塗とは、石川県加賀市の山中温泉地区で作られる漆器で、山中漆器と呼ばれます。
山中には古くから木地師(きじし)が多く、挽物(ひきもの)木地では全国一の生産量を誇っています。日本で唯一の挽物を学ぶ学校 石川県挽物轆轤技術研修所もあります。
山中塗の大きな特徴は、木目模様を生かし、自然な風合いを表現する木が育つ方向に器の形を取る縦木取り(たてきどり)にあります。これにより乾燥による歪みが出にくい堅牢な漆器ができあがります。
山中では、光が透けるほど薄く仕上げる薄挽き、繊細な模様を刻む加飾挽きなど、職人たちの高い技術がさまざまな技法を生み出しました。
挽物に使うカンナはすべて、職人が鋼を鍛造して作っているそうです。
そのような道具と切れ味への飽くなき探求が日本一のろくろ技術になっています。
この器も、写真では真っ黒に見えるかもしれませんが、わずかに木目が見える仕上がりとなっており、その表情が高級感を与えています。
赤は茶色に少し近い感じです。
色:黒・赤
サイズ:115x115x75mm
重さ:約56g
素材:ミズメザクラ
仕上げ:拭き漆仕上げ
5,280円
購入する2021年3月5日
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