これは展示会の為に作ったパッケージ作品で、湯飲みに合わせたパッケージを提案したものです。
この湯のみのデザイナーの花澤啓太さんはストーリーを大事にするデザイナーと思います。
氏の代表作の一つにペーパーモールドの照明器具があります。
私にとって氏のイメージはこのペーパーモールドが大きく、今回パッケージに用いました。
包材の全てはリサイクル可能な紙で出来ています。
中身のシャープなセラミックを覆い隠すごわごわとした包材を対比的に用いました。
開けるプロセスも考慮し、何が出るか楽しみな意外性のあるデザインとしました。
calm holmの意味でもある「穏やかな中州」とギャラリーインテリアの特徴である、白い壁とモルタルの床、そして、マットな質感の器を多く取り揃えなどの情報からパッケージのイメージを膨らませました。
2019年9月30日
Design, Graphic, Product