近年、自転車での琵琶湖一周(約200km)が人気であります。
2017年に日本初の新幹線駅直結レンタサイクルステーションとして米原駅構内に誕生しました。
従来の自転車置き場のようなレンタサイクルとは違い、期待と不安でいっぱいの自転車旅人を送り出すにふさわしい場所でありたいと思いました。
無事に琵琶湖一周のロングライドから帰ってきた旅人も、疲れを癒す、ほっとするようなアットホームな雰囲気で迎えてあげられるような空間。
ただの自転車を貸出場所ではなく、思い出の旅を演出する1ページでありたいと思い、この小さな小屋を設計しました。
6つの宿場町を抱える米原市のアイデンティティを反映し滋賀県産材の杉板を基調とした落ち着いた外観としています。
事務室はコンパクトですが、広い駅構内を使って様々な状況にも対応できるように柔軟なプランとしています。
2017年11月10日
Design, Space