日本では魚を切って開き、干したものを食べるのも一般的です。これは干物と言われます。 これはあゆを干物に加工したもので、日本の中では非常に珍しい商品です。 旧デザインのパッケージをリニューアルしました。 干物は、魚を干して乾燥させたものです。干すことにより水分が減り、魚が腐らなくなり、美味しさが増します。 伝統的な干し方としては竹のザルで干します。 そのことがすぐにわかるように、竹のザルをイメージした金のパッケージにしました。 平面でシンプルに作られていますが、立体で編んでいるように見えます。 平面のブランドタグを持ち上げて、その隙間に食べ物パウチを挿入してパッケージとします。 竹のザルは丸いですが、形を丸くすると隅に小さな穴が増えます。そこで私は三角形を基準にデザインし無駄を無くしました。そのことでより陳列が優れ、ローコストで製作でき、インパクトのあるデザインとなりました。 Penatwards 2020 Gold award.
2020年2月22.23日に日本橋の「ここ滋賀」で、長浜市の森をテーマに良品を集めた催事が開催されました。 長浜ごえん百貨店です。 「五円玉でご縁をつなぐ」コンセプトで、五円玉を入れて台に乗ると長浜特産品プレゼントの「ごえんください箱」もご用意しました。 外れても森にちなんだプレゼントございます。 オール長浜産のグラノーラや、ハンズ大賞グランプリ作家のからくり玩具、生木にこだわる食器、800年伝承の小原カゴなど、長浜の森を広く知ってもらうためのイベントです。 プロデュース:植田 淳平 コピー&コンセプト: うた みな
滋賀県甲賀市の市章である特色2色を使いたダンボールです。 甲賀忍者の故郷であることから、ある方向から見ると市章が見えたり、箱を開けると甲賀市のネタが隠れていたり、 忍者文字による暗号文を添付できたりとユーザーが楽しめるダンボールとしました。 甲賀市のふるさと納税返礼品パッケージにも使われており、甲賀市の特産品を伝え広める役割も担っています。
菓匠禄兵衞の新商品で、ご縁・円満・饅頭からネーミングされたおめでたい印象の菓子です。縁=円をイメージし、紅白の円を基調としたデザインで、パッケージを広げると様々な円で構成されており、サンタクロースのようにも見えます。光で見えるツヤニスを各所で効果的に用いています。本来の紅白は右が赤ですが、上に水引を巻くことを想定し、その際の映えを意識し配色は決定しました。
近江八幡市に合併した安土ですが、織田信長の築城した安土城があった場所として有名です。 2020年には戦国時代を舞台としたNHKの大河ドラマ「麒麟がくる」の放映が予定されており、 このマークは、安土地域を戦国テーマでブランディングするために考案したものです。 このシンボルマークのデザインは、信長のカブトのイメージですが、安土の山も表現しています。 このマークには安土の頭文字「A」が隠れています。 大きなカタマリ感のあるシンボルは、和のイメージでありながら、遠くからの視認性に優れ、シンプルで力強いシンボルです。 AZUCHI のロゴは、信長の南蛮文化からイメージする当時のポルトガルファッションをイメージさせるように検討しました。 重心を低くし、重さのあるデザインで、伝統を感じさせながらも力強く、モダンな印象も持ち合わせています。 落款は「安土」と書いた吉相体を使用したものです。 篆書体が基本になっていますが、外に向かって広がるような形状が特徴で、易学や風水で開運に用いられる書体です。
近江八幡のでっち羊羹発祥の老舗「和た与」のブランディングを担当しました。 創業文久3年の150年の老舗にふさわしい歴史を感じさせるCIを作成しました。 ロゴマークは既存のものを使いましたが、マークは今回新たにデザインしました。 CIデザイン 「綿与」という漢字から始まったお店の由来があります。 「わたよ」の読みに連想される「綿」の花のようなふわっとした形。 また、四つのものが集まって一つの「わ」になっている様。 竹の産地だったことを想像させる竹の節のようなつなぎ目のイメージ。 飛翔をあらわす羽ばたく鳥が集まるようなイメージ。 新しいが、昔からそうだったかのような、 歴史を感じさせる老舗感と、 近江八幡にふさわしい紋のようなイメージで 「和た与」のシンボルマークをデザインしました。 ういろ餅・黒糖ういろ餅 「和た与」のういろ餅は、米粉を100%使った物であり、名古屋のういろうとは少し異なります。 包装紙には、米の形を大きくあしらいました。 中身も抹茶と白であることから、包材にも中身の色がわかるようにしました。 でっち羊羹 丁稚羊羹は一本だけで購入されるお客さんも多いことから、一本入りの袋を新たに作りました。 包装紙 包装紙には、でっち羊羹を食べる際に開いた時の、竹皮に包まれた羊羹の姿をモチーフとしてデザインしました。 青い色は、琵琶湖の色のように青より緑がかった色にしました。 琵琶湖の水面に浮かぶ、船のようなイメージでもあります。 でっち羊羹3本入り箱 でっち羊羹は県内売店などで販売される小包装の3本入りのものがよく売れます。 既存包材では非常に手間のかかる包材でした。 包装作業を簡易化し、高級感を増した包材を新たに考案しました。 風呂敷や折り紙のように一枚の紙から立体的に羊羹を包み込みます。