frustum package

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「デザインの経験値展」への出品作品です。私はパッケージ部門に出品しました。

課題で与えられたのは、静岡のデザイナー花澤啓太氏の湯のみ「frustum」二個でした。

これは、同じ課題を経験の異なる三者に提案させようとする興味深い試みの展示会です。

私は三者のうち「もっとも経験のある人」としての参加になりました。

私の作品のコンセプトは以下になります。


 

この課題で示された架空の器ギャラリー calm holmは「穏やかな中州」を意味します。

そのイメージをパッケージに展開させようと考えました。

また、この湯のみのデザイナーの花澤啓太氏はストーリーにこだわる人だと思います。

彼のデザインの多くは物語性を大事にしていると感じます。

氏の代表作の一つにペーパーモールドの照明器具があります。

私にとって氏のイメージはこのペーパーモールドでもあるので、今回パッケージに用いることにしました。

包材の全てはリサイクル可能な紙で出来ており、中身のシャープなセラミックを覆い隠すゴワゴワとした包材を対比的に用いました。

開けるプロセスも考慮し、何が出るか楽しみな意外性のあるデザインとしたものです。

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こちらが、花澤啓太氏のデザインした湯のみ「frustum」です。

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それを包むのはペーパーモールドです。

よくある安価な包材です。

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湯のみ二個をしっかりとホールドします。

シャープな湯のみと対比させています。

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ペーパーモールドの周囲にはリップルボードの帯を巻いています。

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四隅にあるペーペーモールドのエッジを出してホールドします。

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経験は何を変えていくのか?

 
リスクを予見できたり、着地点を早期に定めることができるのは豊富な経験故の技能です。
逆に、未知への可能性へ躊躇うことなく飛びこめるのは未経験故の強さとも言えます。
経験によって変わっていく「何か」の視覚化を試みるイベントとして「デザインの経験値展」を開催します。

 
本イベントでは、グラフィック・コピーライティング・写真・レタッチ・プロダクト・パッケージの6つのカテゴリーで、経験値の異なる2~3名のクリエイターへ同じ課題を依頼し、その成果物を展示します。
会場では作者名が伏せられており、配布するリーフレットで作者を確認することができます。
作者を先に把握してからの観覧・作品を見終えてから作者を確認する観覧、どちらも可能となっています。
同じ課題から生まれた異なる作品を通じて、クリエイターの個人差を超えた違いを生む要因こそ「経験値」なのではないかと考えています。

 
また、会場ではクリエイターに提示したオリエンテーションシートも公開します。
依頼を相互理解するまでのコミュニケーションが展示されることで、クライアント側の経験にも触れることができるイベントになっています。

 
 
出展者(敬称略):
【コピーライティング】
大西崇督&山村慎太郎&辻中基康

【写真(人物)】
ムクメテツヤ&山村慎太郎

【ロゴマーク】
井川雅照&島先沢&中野佳奈

【DM】
谷香里奈&伊藤沙桜&中野佳奈

【パッケージ】
南政宏&高杉昭吾&樋口睦

【プロダクト】
江口海里&匿名希望&鴻巣由季

【写真(物撮り)】
松田保&山村慎太郎

【レタッチ】
撮影:南智子&レタッチ:山田和史

 
 
会 期:2019年10月11日(金)~13日(日)
会 場:ギャラリーうえまち 
    〒543-0021
    大阪市天王寺区東高津町5-16
時 間:11日…11時~20時
    12日…11時~18時
    13日…11時~17時
料 金:入場無料
WEB:https://design-event.wixsite.com/osaka
主 催:TAKAHIDE HASHIMOTO DESIGN