秋田道夫 特別講義「テープカッター」講評会

12/6(金)滋賀県立大学へ秋田道夫先生にご来校いただきました。

授業は、「道具デザイン演習Ⅱ」

 今年は、「テープカッター」というお題を事前に出題いただき、一ヶ月かけて学生たちがモデルまで作成し、

当日、秋田先生の前でプレゼンテーションとなりました。

今回に至る学内ジュリーを何度かやってきて、ちゃんと完成するのか不安な学生もたくさんおりましたが、

みんな最後の踏ん張りを感じられる完成度に仕上がっておりました。

 

日本を代表するプロダクトデザイナーの講評という初めての機会でしたが、

私にとっても、大変勉強になるものであり、プロダクトデザイナーの偉大さを再確認しました。

今までのスケッチワークショップの講義では、学生にとって楽しく時間が過ぎていっただけに感じられましたが、今回は違いました。

 建築学科から見学に来ていた学生も、その講評の違いに驚いていた様子でした。

 

「表面のデザインではなく、ユーザーのためのデザインになっているのか?」

「作りやすさと使いやすさを考えているのか?」

「いかに普段の態度や行いが大切であるかということ。」

先生の言葉は、一言一言明確で、優しい言葉ながらも学生の胸に突き刺さっているように思いました。指導してきた私にとってもです。

「いいねぇ。いいものはいいからね。」

そう褒められた学生もいましたが、厳しい言葉を言われた学生の方がずっと幸せです。

いつも、学内では慣れた先生で講評は繰り返されますが、それでは得られないものがあったと思います。

私も、学生の頃、すごく力を入れて作った作品があり、学生からは票をたくさん集めたのですが、それをゲストの先生に痛烈に批判されました。

でも、それがあって本当に良かったのです。

人生を変える批評。

そんな批評をされたことのある学生はそれだけで大学に来た価値があったと思います。

 

自分のやりたいことをやるだけなら、大学に来なくとも、人の意見を聞かずとも、自分で作家のようにやっていればいいのです。

でも、違う視点もあるんだということを認識し、その上で、どうしたら自分のやりたいことを実現できるのか。

逃げずに立ち向かって欲しい。

そういう素直さはとてもその後、自分を作るのに大切な素養だと思います。

 

学生の作品は後日掲載したいと思いますが、

秋田先生のブログでも「素直さ」というテーマでご紹介頂いています。

http://www.michioakita.jp/whiteboard/

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