弱さのデザイン

曲げわっぱの弁当箱の記事が割と検索されます。

普段、お弁当暮らしなのですが、この弁当箱にしてからは、食べたら自分ですぐ洗うようになりました。

それも、杉で出来ている「弱さ」ゆえかと思います。

それまでは、家に持って帰って洗ってもらうのが奥さんの仕事でした。

でも、すぐに洗わないと、傷みやすくなるような気もするし、このお弁当箱に悪い気がするのです。

奥さんが喜んでいるのは言うまでもありません。

できれば、おかずには、マヨネーズや汁気のあるものは入れないでと心では思っています。

密閉製の低さや、弱さ、高価さゆえ、一般的にあまり使われなくなった曲げわっぱですが、弱いから良い事もあると思います。

 

以前、日野で日野碗という漆碗を作っている方にこんな話を聞きました。

漆のお椀を使っている幼稚園があり、園児は自然に両手で大事そうに持って使ったそうです。

その子どもは家に帰っても、プラスチックのお椀が嫌になったということで、両親と漆のお椀を買いに来たそうです。

物は、自然に子どもをしつけるけるんだなと驚きました。

 

さまざまなプロダクトからこういった弱さがなくなったことで、しつけが悪くなり、モノへの愛着がなくなったのかもしれません。

 

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