デザインマインド

先日、ある卒業生(私のゼミではない)が上司の方とご一緒に来られました。

その卒業生は、どちらかというとデザインに前向きだった学生ではないと思っています。

今も職種は、デザイン職ではないです。

しかし、職場ではおしゃれと評判のようです。

彼女が「収納用品を買いたい」というから、上司が「どうぞ」と言って買ったのが写真のバンカーズボックスらしいです。

私も事務所や研究室で愛用している箱ですが、そういう事務用品やデスク周りのデザインを洗練させていく社内では稀有な存在のようです。

これは一例ではなく、デザインに後ろ向きだった学生でも、社会に出ると概ねこうなります。

これは単に、おしゃれなものをコーディネートするだけではなく、そういう感度や態度が周囲を変えていくことにつながります。

形だけではなく、よりわかりやすく整理し、業務を円滑にするにはどうするべきか考えることがデザインです。

だから、学生時代に「私はデザインやりたいわけではない」とデザインに後ろ向きになること自体が無駄だと思います。

自分より出来る人に囲まれた状態では、そういう心理になるのもわかりますが。

「井戸に水がたまっているのに、新しい井戸を掘るのはやめた方がいい。」イビチャ・オシム

むしろ、デザイナーに囲まれた職場より、そうでない職場をデザインの力で変えていくことの方が社会的意味が大きいかもしれません。

そういう意味で、デザイン職以外の仕事についても卒業生は十分に学んだことを活かしてくれていると思います。

デザインマインドです。

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