エンケルとパティーナ

Enkel (エンケル)

スウェーデン語で「普通でちょうど良い」の意味。肯定的に使われる。

「simple」や「plain」という意味で、「convenient」や「useful」という意味もある。

スウェーデンでは「とても、良い意味で使われる」

 

patina(パティーナ)

ラテン語で、「経年変化の味わい」という意味。

{pat・i・na━━ n. 緑青(ろくしょう); 古色; 寂(さび); (人の)貫禄(かんろく).}

 

建築家の中村好文さんは、20数年前、

あなたにとって住宅をひと言で表して下さい?と言われ言葉に詰まったそうですが、

  今は、即座に、

「Enkel」であること。

 そしてもうひと言付け足すなら、

「Patina」を目指していること。

と、言えるそうです。

中村好文「普通の住宅、普通の別荘」より

 

日本語には、適切に当てはまる上記のような言葉はないようです。

 

先週、授業でエンケルとパティーナについて話しました。

最初が最高ではなく、使っていく上で味わいが出てだんだん良くなってくる。

そんなデザインを私も目指したいと思います。

 

写真は、伊賀焼のペリカン急須。杉森与平作品 北門窯/三重県

先日、伊賀で見たときから気になっていたのですが、たまたまリサイクルショップで見つけました。

口が大きいのはそこに茶こしがついているからで、そのため、中で茶葉が舞うので美味しいお茶が入れられるそうです。

中に茶こしが入っているほうが、茶葉は捨てやすく、便利ですが、茶葉を捨てるその手間も道具を使う楽しみです。

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