お客さんから学ぶ事

お客さんから学ぶ事が多いなと思います。

 

yutanpo(湯たんぽ)は布団に入れて寝るモノだと思っていました。

ですので、私のデザインした陶器の湯たんぽは、ベッド生活の方が最近多いので、ベッドから落とすと割れるのが欠点と思っていました。

 

ところが、私は布団を温めるのが目的だから、陶器だろうが問題ないというご意見をもらいました。

つまり、寝るまでに使って、寝る時には布団から出すということです。

「そうなのか。」と目から鱗が落ちました。

 

でも、思い返せば、無印良品の湯たんぽも、取扱い説明書には、低温火傷のために、布団に入れて寝ないでくださいというような注意が書いてあったと思います。

そんなの誰が守るのだろう。と思って読んでいましたが、書いていなければ、事故や怪我になった時に、責任を問われるのでしょう。

では、なぜ、カバーを付ける必要があるのか。とか、色々疑問に思う部分はあります。

湯たんぽはそういう意味で、会社によって捉え方が様々であり、使い方が曖昧な商品なのでしょう。

 

昨日も問合せがあり、私のデザインした木製フック「CUBRIC」が、思っていた用途で使えないというご意見を頂きました。

お聞きしてみたところ、「帽子がかけれない。鞄も物によってはかけれない。」

まぁ、私にとっては、帽子も、鞄も掛けられるのですが、お客さんの帽子や鞄には無理なのでしょう。

 

私たちも何かを買って失敗したと思っても、わざわざメーカーに問い合わせたりしません。

お客さんが購入後、本心でどう思っておられるのかはとても気になります。

そこには、商品開発のヒントがたくさん隠れているように思います。

 

私も、中小企業の商品開発をしたりしますが、業者しか相手(B to B)にしていなかった所が、

一般消費者向け(B to C)に商品を作るお手伝いをすることが多くあります。

そうすると、購入したお客さんが喜んでくれたり、その声が直に聞けるので、仕事にやりがいが出るとよく言われます。

業者相手の仕事では、納期とコストの戦い。納品して伝票を渡す。ありがとうの言葉も無い。その繰り返しの世界なのです。

そこから、一歩、外へ出るのはとても大変なことだけれど、

それによって、お客さんに商品を届けると、社員のモチベーションがあがり、自分が作っている物が、人に認められる喜びを感じられる。

それは、働く事の喜び、生きがいに繋がっていきます。

日本のものづくりは世界一と言われるけれど、作っている人たちはそんなこと何も思っていないし気がついていないのです。

デザインは、そんな日本のものづくりの新しいフェーズを支えることにもつながると思います。

ものづくりしている人を笑顔にするのもデザインの大切な役割と思いました。

 

 

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